「書評」科学的な適職

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1. あらすじ

仕事において何を大切にしているか。転職活動をしていると良く聞かれます。やりがい、お金、人間関係、自己成長、いろいろありますし、一つではないと思います。

この書籍「科学的な適職」は、人生を幸福にする仕事を選ぶことを目的に、科学的なデータを元に意思決定の精度を上げ、自分にとって最適な仕事を選ぶ方法を心理学の研究成果に基づいて説明しています。仕事選びの定番ミスを解説し、仕事の満足度を最大化するポイントを整理、人間が意思決定の際に陥りがちな罠を踏まえて説明しています。

仕事への満足度は、仕事をやっているうちに次第に生まれてくるもので、完璧な将来予測は困難であると説明し、バイアスを排除して適職を選ぶ方法を提案しています。

適職をゲットするぜ!

2. 目次

  • 第1章: 職業選択の7つの大罪
  • 第2章: 仕事の幸福度を決める7つの徳目
  • 第3章: 真の天職を見つける方法
  • 第4章: 幸福度と収入の関係
  • 第5章: 昇進と幸福度
  • 第6章: 性格診断と適職
  • 第7章: 未来の働き方【47†(source)】【58†(source)】。

3. 重要なポイントと伝えたいメッセージ

  1. 職業選択の7つの大罪: 好きを仕事にする、給料の多さで選ぶ、業界や職種で選ぶ、などのありがちな選択基準は避けるべきであると提案されています。うーむ、好きを仕事にするな、給料の多さで選ぶな、まあ確かにそういう基準で選んでしまいがちですね。でも給料が多いのはいいと思いますけどね。
    • 大罪1:好きを仕事にする
    • 大罪2:給料の多さで選ぶ
    • 大罪3:業界や職種で選ぶ
    • 大罪4:仕事の楽さで選ぶ
    • 大罪5:性格テストで選ぶ
    • 大罪6:直感で選ぶ
    • 大罪7:適正にあった仕事を求める
  2. 仕事の幸福度を決める7つの徳目: 仕事に対する自由、達成感、焦点、明確さ、多様性、仲間、貢献の7点が重要で、これらの要素を踏まえた仕事選びを推奨しています。言われてみればそうですね。大罪であげたことが一定程度満たされていれば、以下の徳目は必要な項目だなと感じます。まあでもバランス何でしょうね・・・何が重要かは人それぞれなので、自分が一体何を仕事に求めているか、このポイントを参考にできます。
    • 1 自由:その仕事に裁量権はあるか?
    • 2 達成:前に進んでいる感覚は得られるか?
    • 3 焦点:自分のモチベーションタイプに合っているか?
    • 4 明確:なすべきことやビジョン、評価軸はっきりしているか?
    • 5 多様:作業の内容にバリエーションがあるか?
    • 6 仲間:組織に助けてくれる友人はいるか?
    • 7 貢献:どれだけ世の中に役立つか?
  3. 真の天職の見つけ方: 真の天職は「なんとなくやってたら楽しくなってきた」から見つかるとし、仕事を選ぶ際には感覚ではなく合理的な判断を重視すべきであるとアドバイスしています。

4. 読者レビュー

アマゾンの評価は4.1ととても高いです。仕事選びの参考になったとの声も多くありますね。

  • 「適職探しに役立つ洞察が得られた。」
  • 「収入だけでなく、仕事の満足度を重視する視点が新しかった。」
  • 「仕事選びの新しい指針を提供してくれる。」
  • 「現代の働き方に対する新しいアプローチが示されている。」
  • 「仕事の幸福度を考える上での新しいフレームワークを提供してくれる。」

5. 感想

この本は、適職を科学的なデータを元に説明してくれるので納得感があります。個人的には、いろいろな成功や失敗をしてきているので、わかったつもりでいたところもあるのですが、改めて仕事選びの新たな視点を文言化してくれているのがとても印象的で参考になりました。特に、職業選択の7つの大罪と仕事の幸福度を決める7つの徳目は、具体的で実践的なアドバイスが満載であり、非常に参考になりますね。結構耳が痛いですね。。。また、仕事の幸福度と収入の関係についての分析は良く言われていますが、実際はどうなんでしょうね。いくらお金があっても不安は消えない気がするので、お金があることに越したことはない、でもどんどん増えても幸せ度が増すわけではない、というのはそうなんですかね。もしかしたら人にもよるのかもしれません。いずれにしてもこの本を読むことで、単純にお金とか職務内容とかだけでなく、自分のキャリアについて様々な新たな視点を得ることができ、今後の仕事選びに役立てることができそうです。キャリアの視点は人それぞれなので、自分がどれを重要視するかを考えるきっかけにできる一冊とと思います。特にキャリア選択の岐路に立っている人や仕事の満足度を向上させたい人には、この本をぜひともお勧めします

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